女性管理職、配置に偏り　指定市の部局長、福祉系など６割　朝日新聞社調査

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本田由紀さん
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＜指定市の部局長相当職の配置分野＞　分析にあたり、部局は（１）道路整備やゴミ収集などの「インフラ・環境系」（２）公営企業などからなる「企業局・消防系」（３）地域振興などを担う「経済・観光系」（４）市政全体の意思決定を担う「官房系」（５）会計管理者など市長から独立した業務を担う「市長部局以外」（６）教育委員会と児童福祉分野の「子ども・教育系」（７）窓口などを担う「市民サービス系」（８）高齢者福祉などを担当する「福祉系」と８分類した。分野をまたぐポストについては、各市に業務内容を確認して判断した。
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　女性管理職の割合は増えているものの、配置先は福祉や市民サービス、子ども・教育の３分野に偏っている――。朝日新聞が全国の政令指定都市の部局長相当職を２０２４年４月１日現在で調べたところ、大阪市を除く１９指定市から回答があり、こうした３分野の部局に女性の６割近くが配置されていることが分かった。逆に、総…

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    本田由紀
    （東京大学大学院教育学研究科教授）
    2025年3月27日7時11分 投稿
    【視点】

    日本社会に浸透しているジェンダーギャップの根深さをありありと示した調査報道である。「男性が向いているのは〇〇、女性が向いているのは〇〇」という思い込みは、学問分野の選択などをはじめとして日本で顕著である。また、大きな影響力や発言力をもつ地位

    …続きを読む