(記者解説)福島第一、霧中の廃炉 デブリ回収難航、根拠なき「2051年完了」 福地慶太郎
・福島第一原発の廃炉は、政府と東京電力が掲げる2051年までの完了は非現実的だ
・溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を取り出すには100年超かかるとの試算もある
・処理水問題の反省も踏まえ、地元と丁寧な対話を重ねて現実的な工程を探るべきだ
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「燃料デブリが原子炉内のどこにどれぐらい分…
- 【視点】
「あとは野となれ」なら別だが、およそ費用対効果の悪い産業としか考えられない。時間も費用も人間が産業として管理できるスケールを超えている。技術者のロマンと愛着はわからないでもないが、人間が責任のとれる範囲でやってほしい。
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