(時時刻刻)官邸、こだわった5% 最低賃金1054円、過去最高50円上げ決定
厚生労働省の中央最低賃金審議会は25日、最低賃金(時給)を全国加重平均で50円(5・0%)増の1054円とする目安を正式決定した。過去最高の引き上げ幅に至る攻防には、「物価を上回る賃金」を掲げ、物価高の影響を差し引いた「実質賃金」のプラス転換を図る岸田文雄政権の強い意向があった。議論の舞台は地方に…
- 【解説】
今回、決定された金額は十分とはいえないものの、物価上昇が国民生活を圧迫しているという現実を共有できたという点では、それなりに評価してよいと思います。 2023年の消費者物価指数の上昇率は3.2%ですが、これはすべての商品を平均したもので
…続きを読む