無表情で抑揚なく繰り返された言葉に、怒りよりも気味の悪さを感じた。「事務局の不手際でございます。大変申し訳ございません」。1日に行われた水俣病患者らの団体との懇談の最後、発言の最中にマイクを切ったことを問いただされた環境省幹部の反応である▼松崎重光さん(82)は、昨年4月に亡くなった妻の話をしてい…
無表情で抑揚なく繰り返された言葉に、怒りよりも気味の悪さを感じた。「事務局の不手際でございます。大変申し訳ございません」。1日に行われた水俣病患者らの団体との懇談の最後、発言の最中にマイクを切ったことを問いただされた環境省幹部の反応である▼松崎重光さん(82)は、昨年4月に亡くなった妻の話をしてい…