(天声人語)心の健康のために

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 日々の習慣を変えない。在宅勤務でもこれまで通りに起きて朝食をとり、身支度して仕事を始める。新型コロナに揺れた4年前の春、友人からこんな助言を受けた。感染爆発したイタリアで臨床心理士をする友人は、「心の健康をどう保つか」をメールなどで細かく説いてくれた▼いま振り返ると、未知のウイルスの出現で私もかな…

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    杉田菜穂
    (俳人・大阪公立大学教授=社会政策)
    2024年5月7日14時22分 投稿
    【視点】

    こんな句も。 春愁(しゅんしゅう)のただそれのみの日なりけり  木下ひでを 「春愁」は春のなんとなくわびしく気持ちがふさぐことをいうので、立夏を過ぎてからのなんとなくわびしく気持ちがふさぐことは「夏愁(かしゅう)」ということになるのだと

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