(オーサー・ビジット 作家が教室へ!)一緒に話そう、考えよう
■オーサー・ビジット2024
さまざまなジャンルの本の著者が各地の学校を訪問して特別授業をする「オーサー・ビジット」。今年度も参加校を募集します。オーサー(作者)は、池上彰さん、今村翔吾さん、藤岡陽子さん、宮西達也さんの4人です。学校に来てほしいオーサーが決まったら、応募要項をご確認のうえ、朝日イーポストから申し込んでください。
対象は小学校、中学校、高校です。応募校からオーサーの各氏が1校を選びます。訪問日程を学校と相談し、10月~来年1月までの授業のある日に実施します。授業は2時間程度。その模様は朝日新聞紙上やウェブ「好書好日」(https://book.asahi.com/)などで紹介します。
どの学校も応募できる通常版と、ベルマーク運動に参加している学校が対象のベルマーク版(ベルマーク教育助成財団との共催)の2種類の授業があります。
通常版のオーサーは、池上彰さん、今村翔吾さん、藤岡陽子さん。学級、クラブ、委員会、有志など40人程度までのグループで申し込んでください。同一校から複数の応募もできます。学校負担の費用はありません。
ベルマーク版のオーサーは宮西達也さん。みんなで集めたベルマーク預金を使って、学校や学年単位でも応募できます。
いずれも対面授業を想定しています。過去の授業は「好書好日」で特集しています。
■“難解な”ニュース、どう読み解く? 池上彰さん(ジャーナリスト)
毎日届く世界や日本国内のニュース。難しい言葉が使われていたり、過去のいきさつが省かれていたりして、わかりにくいことが多いですね。そんな“難解な”ニュースを、どうやって読み解けばいいのか。基礎からじっくり考えましょう。
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いけがみ・あきら 1950年長野県生まれ。名城大学教授、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院特命教授。NHK記者出身で、「週刊こどもニュース」のお父さん役を長く務め、わかりやすいニュース解説が人気に。著書に「昭和の青春」(講談社現代新書)、「歴史で読み解く!世界情勢のきほん」(ポプラ新書)、「世界インフレ 日本はこうなる」(SB新書)など。
■夢って何?私はいくつもあります 今村翔吾さん(小説家)
あなたの夢は何ですか――。生まれてから今まで、何度も答える機会はあったのではないでしょうか。はっきりと答えられる人もいるでしょう。取り敢(あ)えず適当に答えたという人も、まだ無いと答える人もいるでしょう。
私はどうかって? 実はあります。しかもいくつも。君たちからすれば、いい年した大人が、未(いま)だに夢を見ているのです。
そもそも夢とは何か、持つ必要があるのか、そのあたりから一緒に考えていければと思っています。
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いまむら・しょうご 1984年京都府生まれ。ダンス講師を経て、2017年に「火喰鳥(ひくいどり) 羽州ぼろ鳶(とび)組」でデビュー。20年、「八本目の槍(やり)」で吉川英治文学新人賞、「じんかん」で山田風太郎賞。22年「塞王(さいおう)の楯(たて)」で直木賞。
■人生色々、自分らしく生きるって? 藤岡陽子さん(小説家)
私の子どもの頃の夢は、学校の先生になることでした。でも大学を卒業して、新聞記者になりました。そして新聞記者として働いていた時、今度は小説家になるという新しい夢ができました。それで新聞社を辞めて小説を書き始めましたがなかなか夢は叶(かな)わず、三十四歳で看護師の免許を取りました。
私が小説家になれたのは三十八歳の時です。
人生は本当に人それぞれ。自分らしく生きることについて、語り合いましょう!
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ふじおか・ようこ 1971年京都府生まれ。新聞社勤務を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大学に留学、慈恵看護専門学校卒業。2009年「いつまでも白い羽根」でデビュー。21年「メイド・イン京都」で京都本大賞。24年に「リラの花咲くけものみち」で吉川英治文学新人賞。
■アートは自由に、どんなもの作る? 宮西達也さん(絵本作家)
絵に決まりなんてないですよ。自由に想像して、線を描けば、色を塗れば、素敵な絵になります。それをダンボールアートでやってみましょう。描いて、塗って、切って、貼って、自由な発想で素敵な作品を作ってみませんか。出来上がりに、きっと自分でもびっくり驚くと思いますよ。そして、一緒に作った友達それぞれの作品がみんな違って、みんな楽しくて、みんな素敵で、またまた感動すると思います。読み聞かせもします。
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みやにし・たつや 1956年静岡県生まれ。「きょうはなんてうんがいいんだろう」で講談社出版文化賞絵本賞、「ふしぎなキャンディーやさん」で日本絵本賞読者賞。「おまえうまそうだな さよならウマソウ」「モグラのモーとグーとラーコ」「はらぺこおおかみのデコとボコ」など。
■応募はこちらへ
通常版、ベルマーク版ともに、イベントご案内サイト「朝日イーポスト」の「オーサー・ビジット2024」のページ(https://que.digital.asahi.com/epost/11013664)から申し込んでください。
◆選択・記入項目 希望するオーサー名▼学校名▼郵便番号・所在地▼電話番号▼ファクス番号▼校長名▼全校の児童・生徒数▼ベルマーク版授業を希望する場合はベルマークPTA番号▼授業を受ける学級・学年などの名称▼授業を受ける児童・生徒数▼応募担当教諭・担当者名(ふりがな)▼担当者のメールアドレス▼担当者の電話番号▼訪問希望日(第3希望まで)▼オーサーへのメッセージや、どんな授業をしてほしいか、学校の自慢したいところなどを400字程度で記入。アピールしたいもの(子どもたちの寄せ書きなど)があれば別途、学校名や担当者名を明記して事務局へのメール(dokusho-ouen@asahi.com)に添付して送ってください。
◆締め切り 7月4日(木)
◆連絡 訪問決定校には8月中に連絡します。
◆問い合わせ先 オーサー・ビジット事務局(ファクス03・5541・8611、メールdokusho-ouen@asahi.com)
ベルマーク版に関する事項はベルマーク教育助成財団(電話03・5638・2320、平日午前9時~午後5時、ファクス03・5638・2321、メールtoiawase@bellmark.or.jp)へ。
◇池上さんは首藤幹夫氏撮影、今村さんと宮西さんは御堂義乗氏撮影、藤岡さんは本人提供
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