(ブックエンド)忘れられかけた文学の豊かさ

有料記事ブックエンド

[PR]

 私たちがなにげなく「日本文学」と口にするときに、しばしば排除されている作品がある。例えば、日本のかつての植民地や支配地域で、日本語で書かれた文学がそうだろう。

 黒川創さんは、そうした「外地」で書かれた日本語文学にいち早く目を向けてきた作家だ。30年にわたる取り組みが『「日本語」の文学が生まれた場…

この記事は有料記事です。残り400文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載ブックエンド

この連載の一覧を見る