(書評)『深海ロボット、南極へ行く 極地探査に挑んだ工学者の700日』 後藤慎平〈著〉

有料記事書評

 ■氷や水と格闘、極限環境で観測

 人類が最後に見つけた大陸である南極大陸は、南極条約によりその利用が平和的利用に限られ、科学的調査の自由と国際協力が守られている。地球上の誰もがビザなしで上陸できる政治的にも珍しい土地だ。そして、なんといっても南極海洋域の豊かな自然。そう、ペンギンやアザラシ!

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