樋口憲法学、問い続けた「個人」 樋口陽一さん、学問の歩み振り返る著書

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 憲法学の理論的な水準を高め、次世代の研究者たちに大きな影響を与えてきた憲法研究者の樋口陽一さん。学問の歩みを振り返る「戦後憲法史と並走して」(岩波書店)が2月末に出版された。「国家」と「個人」の緊張関係を鮮やかに描いた「樋口憲法学」はどのように形作られたのか。樋口さんへの取材から考える。

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