(書評)『女子鉄道員と日本近代』 若林宣〈著〉

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 ■見過ごされてきた歴史描き直す

 電車内に女性車掌のアナウンスが流れるのを初めて耳にしたのは、いつだったか。男性の職場に女性が進出した証しとして、新鮮な気持ちで聞いた覚えがある。だが本書によれば、事実はまったく異なっていた。140年以上も前から、女性は鉄道の仕事に組み込まれていたのだ。

 本書は…

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