(ひと)河崎秋子さん 「ともぐい」で直木賞に決まった

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 「自分の書いたもので他人の脳みそをぶん殴ってやりたい」。執筆の原動力は、凶暴な衝動だ。

 大学で文芸サークルに入ったが、「才能がない」と筆をおいた。北海道の実家で酪農を手伝いながら、自身でも食肉用の羊を育てる日々。だが、30歳を目前に「頭の中の物語の芽を形にするまで死ねるものか」と奮起した。その熱…

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