(ひと)万城目学さん 「八月の御所グラウンド」で直木賞に決まった

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 「たまに隣にきても目線を合わさずに別れていくことが続いていた。今回もまたすれ違うのかと思っていました」

 初候補から16年半。6度目にして射止めた直木賞について問われると、作風にも通じる自虐まじりの言葉で答えた。

 2006年のデビュー作「鴨川ホルモー」がベストセラーになったときもそうだった。京都…

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