「自分の雑誌」とはどうしても思えない。それが、編集長としての出発点だった。寄稿者は男性研究者ばかり。生活感のある論考も少ない。なによりその重厚な「面構え」が、気軽に手に取ることをためらわせる。「多様な人に小脇に抱えてもらいたい」。四半世紀ぶりのリニューアルに踏み切った。
新デザイナーに迎えた須田…
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- 【視点】
『世界』を手にすると、まず堀編集長の後記から読み始めることにしています。あるときは、出身地の公園の再開発から、辺野古の最高裁判決まで。あるときは、ウクライナ侵攻から、保育士の大量退職まで。丁寧に構造を追いながら、足元の生活と地続きの目線を、
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