(それぞれの最終楽章)離婚した両親をみとって:2 段ボール箱に残された父の「子」たち

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 昨夏、私は金沢で父の四十九日の法要を済ませた後、遺品の保管場所へ向かった。倉庫の床には大きな段ボール箱十数個と10段もある書類棚、腰までの高さの仏壇など。父は建築設計士だったので、箱の中身も建築関係の雑誌類、海外の貴重なデザイン本、自ら手がけた建物のイメージ図や製図、完成図の原本で占められていた…

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