(評・舞台)国立劇場「妹背山婦女庭訓」 初役4人の演技、今後も期待

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 時代物の傑作「妹背山婦女庭訓連続上演で今の建物の最後2カ月を飾る国立劇場の志操は伝統歌舞伎の将来を占う。「小松原」「花渡し」に続く今月の頂点「吉野川」は主役4人みな初役。松緑の大判事は同種の大役「新薄雪」幸崎で見せた優秀さを期待したが、全体に不安定でまだ手探り。時蔵の定高(さだか)は風格偉大なも…

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