(安保の行方 防衛白書を読み解く:下)敵基地攻撃力、軍拡誘発 ミサイル早撃ち競争に 遠藤誠治氏

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 ――政府は、相手の領域にあるミサイル発射拠点などをたたく「敵基地攻撃能力(反撃能力)」の保有を決めた。防衛白書では、日本の今のミサイル防衛網だけで周辺国のミサイル戦力に対応するのは困難になりつつあるとし、敵基地攻撃能力は「侵攻を抑止する上で鍵」と位置づける。

 「敵基地攻撃能力により日本の安全保障…

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