障害者文学か、当事者小説か 芥川賞「ハンチバック」を読む

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 重度障害者が主人公の小説「ハンチバック」(文芸春秋)が先月、芥川賞に選ばれた。著者の市川沙央さんも主人公と同じく、全身の筋力が低下する難病の先天性ミオパチーを患う重度障害者だ。障害のある当事者が書いた小説として注目された本作を、識者2人に読み解いてもらった。

 ■健常者優位、気づかぬ社会に摩擦を…

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