折々のことば:2739 鷲田清一

有料記事折々のことば

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 ここに私はいるけれど、彼女は宙に向かってしゃべる。

 (永野三智〈みち〉)

     ◇

 水俣病で十歳にもならずに亡くした子。「親や子の仇(かたき)」を取ると運動にのめり込んだ夫。ふだんは「人のかげに隠れている」漁師の女性が何十年も前のことを昨日のことのように話す。その涙に、水俣病センター相思社…

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