(書評)『リベラリズムへの不満』 フランシス・フクヤマ〈著〉

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 ■中核的価値問い直し復権を説く

 フクヤマが30年前に『歴史の終わり』を著し、リベラル・デモクラシーを統治体制の最終形態と位置付けたときから状況は一変した。今日、デモクラシーもリベラリズムも守勢に立たされ、とりわけ後者への批判は激烈だ。「リベラリズムは時代遅れ」。ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシ…

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