(書評)『社長たちの映画史 映画に賭けた経営者の攻防と興亡』 中川右介〈著〉

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 ■才人・怪人が権謀術数を尽くす

 著者の中川右介さんはマッピングの魔術師だ。膨大な文献から種々雑多な要素を抜き出し、それを並べ直して一つの大きな物語に仕立てる。本書で語られるのは1897年に始まる日本映画史。「監督」でも「俳優」でもなく、「社長」という座標軸を使うことで、見慣れた風景を鮮やかなパノ…

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