(書評)『ひとりだから楽しい仕事 日本と韓国、ふたつの言語を生きる翻訳家の生活』 クォン・ナミ〈著〉

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 ■現実を俯瞰して小説と向き合う

 日本語の本を韓国語に訳している、著者のエッセイ集。三十年で三百冊もの本を韓国語に翻訳してきた著者が日常を綴(つづ)る言葉は、とてもフラットだ。

 呼吸運動でやっと、と公言するほど体を動かさず、主流よりも傍流の方が気楽でいいと言い切り、誤訳に怯(おび)え、「ファンで…

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