(災後の風景@石巻:上)71億円の橋、誰のために

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 人家が途切れて5キロほど、冬枯れの農地が広がる道を行く。こつぜんと、長大なコンクリートの壁と大きくアーチを描く橋が現れる。橋を渡った先にも、もう人は住んでいない。道路はそこで行き止まりだ。

 いったい誰のための橋なのだろう――。

 宮城県石巻市大川地区。12年前の震災で壊れた尾の崎橋の災害復旧工事…

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