(災後の風景@石巻:上)人住まぬ地、止まらなかった事業
(1面から続く)
宮城県石巻市大川地区でこの春、12年前の東日本大震災で壊れた「尾の崎橋」の架け替え工事が終わる。工事費71億円を費やしたが、津波で大きな被害を受けた一帯にはもう人は住まない。
橋がかかる長面浦はカキ養殖で知られ、いまは約20キロ離れた集団移転先から、漁師たちが通う。一部の人…
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- 【視点】
私がこの問題で論文を書いた2013年前後には、被災地や現地取材記者の間では、すでに予測できていた事態だと思う。もはや「後の祭り」だが、事後検証は必要だ。
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