(評・舞台)新国立劇場「レオポルトシュタット」 骨太戯曲、会話の機微も明瞭

有料記事文化・芸能評

[PR]

 英国の劇作家トム・ストッパードは東欧のユダヤ系の出自である。2020年初演の本作は自伝としての色合いが濃い。ウィーンを舞台に、19世紀末から第2次大戦後まで4世代にわたるユダヤ人一家の栄華と受難の物語が綴(つづ)られる。

 一家の当主ヘルマン(浜中文一)は成功した工場主で、キリスト教徒の妻(音月桂…

この記事は有料記事です。残り611文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら