(荒井裕樹の生きていく言葉)「がんばる」には二つある

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 その時々の社会状況に応じて、どんなふうに使われるかを観察し続けている言葉がある。「がんばる(がんばれ)」だ。

 二〇一一年の東日本大震災の時、被災者の心中を慮(おもんぱか)ってか、多くの人がこの言葉を自粛したように記憶している。対して、コロナ禍ではむしろ積極的に使われてきた節がある。がんばる医療従…

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