(語る 人生の贈りもの)小林光一:10 次はない…人生の岐路で初名人

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 ■囲碁棋士小林光一

 《1984年、十段獲得。7年ぶりの公式タイトルだった》

 挑戦者決定トーナメントの対局予定日の前に高熱を出してね。入院していた病院を抜け出して、妻の禮子の付き添いで対局場の大阪に行きました。棋士の彼女にも対局が入っていたのに休んでね。それが彼女の生涯唯一の不戦敗でした。僕…

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