(語る 人生の贈りもの)小林光一:6 叱らぬ師匠、おかあさまが叱り役
《師匠の木谷實九段があれこれと弟子を叱ることはなかった》
なにも言わなくても、そこにいるだけでものすごい存在感でした。道場の2階で弟子たちが軽口をたたきながら碁の検討をしているでしょ。先生が上がってくると、ぱたっと静かになるんです。
院生手合から帰って、その日の碁を見…
《師匠の木谷實九段があれこれと弟子を叱ることはなかった》
なにも言わなくても、そこにいるだけでものすごい存在感でした。道場の2階で弟子たちが軽口をたたきながら碁の検討をしているでしょ。先生が上がってくると、ぱたっと静かになるんです。
院生手合から帰って、その日の碁を見…