(書評)『スタッフロール』 深緑野分〈著〉

有料記事書評

[PR]

 ■映画愛する者たちの哀歓が暴発

 第二次世界大戦直後に生まれ、戦後ハリウッドの荒波に揉(も)まれた特殊造形師・マチルダと、現代ロンドンに生きるCGクリエイターのヴィヴィアン。彼女たちの葛藤とそれでも歩み続ける情熱を描いた本作に、私はまず映画の持つ平等性を思った。映画を愛するには、また何かを作るには…

この記事は有料記事です。残り776文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら