(書評)『学術出版の来た道』 有田正規〈著〉

有料記事書評

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 ■利益追求と社会還元のはざまで

 学術出版の歴史と憂うべき現状が見事にまとめられている。研究者のみならず、科学に興味を持つすべての方々の必読書だ。

 学術誌は、科学の進展と人類の福利のために最新の成果を共有する場として、17世紀に刊行された。言うまでもなく利益は望めず、学会あるいは学術団体がその出…

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