(時時刻刻)強国実現、突き進む習氏 毛沢東・トウ小平に並ぶ権威付け

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 中国共産党の重要会議で11日に採択された歴史決議は、習近平(シーチンピン)総書記を毛沢東、トウ小平と並ぶ指導者に権威づけた。「社会主義現代化強国」の実現を掲げ、異例の長期政権をにらむ習氏が見据えるのは、世界の勢力図の改変だ。▼1面参照

 毛、トウに続く第3の「党の100年奮闘の重大な成果と歴史的…

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    吉岡桂子
    (朝日新聞記者=中国など国際関係)
    2021年11月12日8時59分 投稿
    【視点】

    「強さと正しさを内外に証明し続けなければ今の地位は保てないという政権の不安がある」。問題は、習近平政権が、中国の「内」に示す「強さと正しさ」と、「外」、世界との受け止めのギャップではないでしょうか。「強さ」を示すために歴史認識を変えてしまい

    …続きを読む