折々のことば:2196 鷲田清一

有料記事折々のことば

[PR]

 平等主義は、人間が不完全であるという認識にねざしている。

 (松村圭一郎)

     ◇

 徹底した平等というのは善意のユートピアのようなものではない。自分らが「欲深く」、他人に十分な信頼を置けない不完全な存在だからこそ、不満が残らないようなかたちでの相互牽制(けんせい)と調停とを図ってきたのだと…

この記事は有料記事です。残り73文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら

連載折々のことば

この連載の一覧を見る