(現場へ!)コロナ禍の詩人たち:2 言葉に流れる、みんなの意思

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 詩の言葉が空中に揺れていた。

 〈燃え尽きていくばかりの、ぼくたち。〉〈きみはきっと世界を嫌いでいい。〉〈手洗い、うがい、忘れずに。〉

 昨年12月、東京都渋谷区の渋谷パルコで開かれた詩人・最果(さいはて)タヒの個展。過去の詩集や書き下ろしの詩、約100編から選ばれた詩句がモビールで展示された。

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