(書評)『花森安治選集』 花森安治〈著〉

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 ■着て食べて…個人の営みが主役

 「暮(くら)しを軽蔑する人間は、そのことだけで、軽蔑に値するのである」。今こうして、できる限り家にいなければならない生活に、花森安治の言葉が改めて染み込む。

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 「おそらく、一つの内閣を変えるよりも、一つの家のみそ汁の作り方を変えることの方が、ずっとむつかしいにちが…

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