(東日本大震災10年 3・11の現在地)「創造的復興」でも故郷を離れた

有料記事

[PR]

 昨年12月26日未明、無数の光が広がる東京を飛び立ち、記者は岩手県釜石市の沿岸部に向かった。山々と海に挟まれたまちに、ぽつぽつと明かりがともり、白い防潮堤がそびえる。佐々正弘さん(73)、順子さん(74)夫妻の自宅は、かつてそこにあった。

ここから続き

 2人は約80キロ離れた盛岡市で暮らす。2月には市内の真新…

この記事は有料記事です。残り1086文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら