(フェーストゥフェース コロナ時代に:2)化粧、誰のために

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 桜の柄が気に入って買った口紅は、もう1年近く箱にしまったままだ。

 都内に住むメーカー勤務の女性(51)は年の瀬が迫った朝、自宅の洗面所で歯を磨きながら、化粧品が並ぶ一角に目をやった。出勤の時間が迫る。支度を急ぎ終え、スニーカーで家を出た。

 短大を卒業し、一般事務職で就職したのは1991年。「定…

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