(現場へ!)強制労働の足跡をたどる:4 会いたい、父よ、事故で海底に

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 山口県宇部市の床波海岸。白い砂浜の沖合に、2本の太い柱が立っている。「ピーヤ」と呼ばれる海底炭鉱の排気・排水筒だ。そのさらに沖の海底に、太平洋戦争中、長生(ちょうせい)炭鉱で働いていた坑内労働者183人が今も眠る。その7割強、136人は朝鮮人だった。

 海底下約30メートルの坑道で天盤が崩れたのは…

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