(京都非公開文化財特別公開)冷泉家「猩々人形」

 ◆冷泉家(れいぜいけ)「猩々(しょうじょう)人形」=京都市上京区

 髪も顔も装束も赤いこの人形。「猩々人形」という。猩々とは中国の想像上の動物で大の酒好き。日本では能の演目として知られ、人形は酒を酌み交わし、舞を舞う姿で表される。赤ずくめの姿から疱瘡(ほうそう)(天然痘)よけとされ、江戸時代後期のこの人形も、疱瘡を患った子の枕元に置かれたという。(10月31日~11月3日)=終わり

     *

 http://www.kobunka.com/別ウインドウで開きます

有料会員になると会員限定の有料記事もお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません