(経済季評)民主主義と経済発展 豊かさは討論尽くす先に 竹内幹

有料記事経済季評

[PR]

 漢の昭帝の時、紀元前81年に、「塩鉄会議」とよばれる討論会が朝廷で開かれた。財政再建のために導入された塩や鉄の専売の是非を巡り、丁々発止の議論が交わされた。

 漢の時代の経済論争として知られるこの会議で、政府高官は「公定価格と統一規格を設けるからこそ、取引が円滑になる」と専売制を擁護した。一方、民…

この記事は有料記事です。残り2021文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【お得なキャンペーン中】有料記事読み放題!スタンダードコースが今なら2カ月間月額100円!詳しくはこちら