(文芸時評)刻むコロナ時代 優れた小説は、未来も証言する 小野正嗣

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 コロナ禍が続いている。この世界にいる限り誰も無関係ではいられない未曾有(みぞう)の事態に、各文芸誌の特集が示すように文学者たちが様々なやり方で応答している。

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 それらの仕事はフィクションであれノンフィクションであれ、いずれ、ある時代(コロナ時代?)に作家やその周囲の人々がどのように感じ、行動したか…

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