(書評)『学校の社会学』 M・ブランシャール、J・カユエット=ランブリエール〈著〉

有料記事書評

 フランスの教育社会学といえば、ブルデューやブードンの研究が著名である。しかしそれ以外は英語圏の研究が参照されがちな中で、本書は近年のフランスの教育の動向と多様な研究成果を、「不平等」を軸に包括的に紹介している。

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 バカロレア(大学入学資格試験)の取得率は増加したが、家庭背景や性別などによる進路選択…

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