(クラシック碁)一局にかける、棋士人生 井上因碩―本因坊秀和戦〈1842年〉

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 江戸時代、日本の囲碁文化は爆発的に開花し、世にあまたの名手を送り出した。史上最強棋士を論じるとき、いまなお名が挙がる彼らの棋譜からは、卓越した技量と熱い息づかいが伝わってくる。色あせない魅力を、クラシックファンの寺山怜(れい)六段(29)の案内で紹介する。

 ■名人めざし、不利な白番「理外の戦い…

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