(編集者がつくった本)「数式に物語を代入しながら何も言わなくなったFに、掲げる詩集」 高木真史さん

[PR]

 ■一行に「世界」、懸命な実践 思潮社・高木真史さん

 『数式に物語を代入しながら何も言わなくなったFに、掲げる詩集』は、2006年に思潮社50周年記念現代詩新人賞を受賞した中尾太一氏が、その翌年刊行した第1詩集だ。

 当時は、田村隆一、大岡信吉本隆明といった戦後詩を担ってきた詩人たちの全詩集が…

この記事は有料記事です。残り570文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

連載編集者(が/を)つくった本

この連載の一覧を見る