地面や樹皮などに生えるコケ植物は、ほとんどが多年生で常緑だ。それが冬の寒さに耐えるひけつを、国立科学博物館の樋口正信・植物研究部長は「細胞の水分を減らし、乾燥させて身を守ること」と話す。氷や霜がついたコケは、細胞の外の水は凍っているが、細胞の中が凍っているわけではない。そうやって寒い季節を生き延び…
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