(東京五輪物語)わたしの一枚 スライドフィルムに収めた駒沢公園 近所に聖火、華やいだ

有料記事東京五輪物語

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 ■1964-2019-2020

 1964年秋、東京都目黒区に住む中村一郎さん(80)は、証券大手で働く社会人3年目だった。仕事に追われる毎日で、世間が騒ぐ東京五輪を楽しむ余裕はない。ただ開会式だけは、どうしてもリアルタイムで白黒テレビを見たいと思った。

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 その日、10月10日は土曜日だった。当…

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