(売れてる本)『時間は存在しない』 カルロ・ロヴェッリ〈著〉

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 ■理系が引き出す文系の魅力

 過去はあったもの、今はあるもの、未来はこれからあるもので、冷蔵庫の葱(ねぎ)が三日ぶん萎(しな)びると、街路では銀杏(いちょう)が三日ぶん色づく。あらゆるものは同じ時間を、同じ速度、同じ向きでチクタクと歩んでいるからこそ、遅刻は遅刻として断じられる。

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 しかしすでに…

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