(評・映画)「夕陽のあと」 「母」2人、交錯する眼差し

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 生みの親と育ての親との争いは、「生(な)さぬ仲」以来、使い古された道具立てではある。だがそれは、現代の社会問題(里親制度、DV、ネグレクト)と俳優たちによって、新たな生命をやどすことになる。

 鹿児島県長島町。ブリ養殖業を営む夫を手伝いながら里子の少年・豊和(とわ)を育てる五月(山田真歩)が暮らし…

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