ごつごつとした岩の上に、柔らかなベールをまとった観音がゆったりと腰掛けている。左下にいるのは善財童子。仏法を求めて53人の善知識(賢人)を訪ねる旅を続けていて、観音が住む南海の補陀落山(ふだらくさん)までやってきた。
「水月(すいげつ)観音像」は、朝鮮半島の高麗(918~1392)で数多く描かれ…
ごつごつとした岩の上に、柔らかなベールをまとった観音がゆったりと腰掛けている。左下にいるのは善財童子。仏法を求めて53人の善知識(賢人)を訪ねる旅を続けていて、観音が住む南海の補陀落山(ふだらくさん)までやってきた。
「水月(すいげつ)観音像」は、朝鮮半島の高麗(918~1392)で数多く描かれ…