タンチョウ、元気に誕生 育ての親は、生みの親とは別の年長つがい
北村浩貴
国の特別天然記念物タンチョウのヒナが20日、岡山県自然保護センター(和気町)で2021年以来、4年ぶりに生まれた。性別はまだ不明で、センターで7月上旬からホームページなどで名前を募集するという。
両親は雌ユキ(24歳)と雄ライ(23歳)。4月13日に卵が確認され、人間になじんでいる雌スズ(29歳)と雄アラレ(28歳)が、「育ての親」として抱卵していた。今月20日の午前8時45分ごろ、ヒナの誕生が確認されたという。センターで36羽目になる。
性別は9月ごろまでに分かる予定で、約3カ月たてば大人のタンチョウと同サイズに成長するという。
センターは今月30日ごろから、タンチョウケージや南側放飼場で午前10時~午後2時、公開を予定し、観察や撮影(フラッシュ禁止)ができるという。火曜日休所、入場無料。問い合わせはセンター(0869・88・1190)へ。