日本パラバドミントン連盟、理事長がパワハラか 複数の選手が証言

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佐藤祐生 藤野隆晃
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 昨夏のパリ・パラリンピック日本代表を含む複数のパラバドミントン選手が、日本パラバドミントン連盟の平野一美理事長によるパワーハラスメント行為があったと証言した。一部選手は、競技団体を統括する日本パラスポーツ協会(JPSA)に相談したという。

 有志の選手が今年1月、パリ・パラリンピック出場選手ら15人に、連盟の組織運営などについて尋ねる無記名のアンケートを実施した。

 その中で、回答した10人全員が平野理事長によるハラスメント行為を見たことが「ある」と答えた。

 アンケート結果などによると、平野理事長は2023年7月、フランスでの合宿中、合宿費用の詳細について問い合わせた選手のメールを、他の選手やスタッフ計20人以上を集めた場で公開した。そのうえ、主に、「一般的にかなり高額に思えます」というメールの文言を取り上げ、数十分にわたって「あまりにも失礼」「人として間違ったことしちゃダメ」「不服を言ってくること自体、強化指定選手の規程を順守できていない」などと叱責(しっせき)したという。

 ある選手は「連盟には質問す…

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この記事を書いた人
藤野隆晃
スポーツ部
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スポーツ、ジェンダー