事故後も10キロ以上逆走か、青い車?の行方捜査 新名神の逆走事故
三重県亀山市の新名神高速道路下り車線で、逆走した車両を避けようとした複数の車が巻き込まれた玉突き事故で、逆走した車が事故後も少なくとも10キロにわたって逆走していたことが19日、県警への取材で分かった。
県警高速隊などによると、18日午前11時ごろ、亀山市の新名神高速下り線で乗用車が逆走。逆走車は2台に接触したほか、逆走に気付いて停車したとみられる車に後続車が追突するなどして4台が絡む玉突き事故が起き、40~60代の女性4人がけがをした。
逆走した車は滋賀県甲賀市の土山サービスエリア(SA)か、鈴鹿トンネルの出口付近からUターンして逆走を始めた可能性があるという。事故から数十分後の18日昼ごろ、「鈴鹿パーキングエリア(PA)付近で逆走している車がある」と通報が寄せられており、事故現場からは10キロ以上あったという。また、この車両が同PAのスマートICを降りた形跡がないことから、同PAから上り車線に入って三重県北部方面へ逃走したか、下り車線に戻って逃走した可能性が高いとみて県警は調べている。
逆走した車は群馬ナンバーの青い乗用車とみられ、19日夕時点で見つかっておらず、県警は当て逃げをしたとして道路交通法違反(事故不申告、通行区分違反)容疑で捜査している…